臨床リウマチ
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原著
Unidentified arthritisと診断された非特異的関節炎の診断後1年後に診断を確定した各疾患の特徴
吉井 一郎澤田 直哉千々和 龍美
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2025 年 37 巻 3 号 p. 168-173

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抄録

【目的】

当院のunidentified arthritis(UA)の症例を後ろ向きに検討した.

【対象】

2010年8月より2023年7月までに来院した初診時(@BL)発症後6か月以内・ACR/EULARclassification criteria(C.C.)≤ 5点の症例を1年間追跡し,1年後(@1Y)のC.C.点数とRAの症例数,最終診断数,simplified disease activity index(SDAI)スコア,Flare(SDAI@1Y - @BL≥5.7)症例数,BLにおけるmethotrexate(MTX)投与量などを検討した.

【結果】

総数115例,最終診断はUA24例,RA63例,乾癬性関節炎(PsA)12例,強直性脊椎炎(AS)4例,他12例あった.C.C.≥6はRAのみであった.当院ではUAに対して全例MTXを処方し,RAでは7.8mg/週,その他は6~8mg/週処方していた.平均SDAI@BLはRA 10.4,UA 8.8,PsA 8.3,AS 9.5,他で4.7~13.3であった.FlareはRAで2例あった.

【結論】

UAに対しBL時点でMTX処方は成功していると思われる.以後は疾患活動性をモニタリングしながら柔軟に対処する必要がある.

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© 2025 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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