抄録
国立高等専門学校では、大学等と同様に多くの薬品を使用する実験や実習が行われている。しかし、大学と大きく異なるのが、環境安全センター等の薬品管理や廃液処理を専門的に扱う部署がないことである。著者らは、教育を支援するセンターや学科(物質工学科等)等に属し、学生実験・実習・卒業研究等の指導を行っている。また、高専によっては、技術職員が薬品や廃液、廃棄物の管理・処理を行っている。本報では、高専で実際に行われている環境安全教育への取り組みと廃液・廃棄物の処理状況について現状を報告するとともに、今、高専が抱えている問題を明らかにして、今後の課題解決に向けての方向性を示すことを目指す。