Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
ISSN-L : 0913-5006
特集“細胞治療とDDS -細胞を制御する、細胞で制御する-”編集:高倉喜信
光を利用した細胞のin vivoイメージング技術の開発
樋口 ゆり子
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 28 巻 1 号 p. 17-23

詳細
抄録

細胞治療において、生体内における細胞の体内動態、接着や分化などの挙動は、治療効果を左右する重要な要素であり、これらの評価において in vivo イメージングは極めて有効な方法である。細胞の挙動を追跡する目的で使用されるイメージングには、核磁気共鳴画像法(MRI)、核医学イメージング法(PET, SPECT)、光イメージング法などがあり、それぞれに固有の特長を有するため、目的に合わせて選択する必要がある。本稿では、細胞の挙動の可視化を目的とした光を利用した in vivo イメージングに焦点を絞り、我々の研究室の最近の知見も併せてご紹介する。

著者関連情報
© 2013 日本DDS学会
前の記事 次の記事
feedback
Top