日本皮膚科学会雑誌
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悪性血管内皮細胞腫のrIL-2 one Shot動注療法
酒井 智恵大川 司太田 幸則増澤 幹男西山 茂夫太田 幸宏
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1993 年 103 巻 13 号 p. 1777-

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抄録
外頸動脈のrecombinant Interleukin-2(以下rIL-2)one shot動注療法にて軽快した悪性血管内皮細胞腫の一例を経験した.症例は69歳,女性で,1991年5月より左側頭部に腫瘤が出現し,拡大した.左外頸動脈にカテーテルを留置し,rIL-2の輸注ポンプによる持続動注を開始した.rIL-2局注療法も併用し,約4ヵ月間治療を継続したが病勢を抑えることができなかった.動注部からの色素注入試験において持続動注速度(5ml/hr)では病変部へrIL-2の拡散が少ないことが判明した.注入圧の高いone shot動注に変更したところrIL-2は耳周囲から病変部にかけて広範囲に拡散し,漸次,軽快していった.動注療法は8ヵ月間持続でき,この経験により,外頸動脈からのone shot 動注は,長期治療が必要な広範囲難治性病変に適していると考えられる.
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© 1993 日本皮膚科学会
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