日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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原著
アトピー性皮膚炎患者における適応障害(第2報) ―2症例における介入の実際―
境 玲子相原 道子石和 万美子高橋 一夫大西 秀樹山田 和夫木村 博和小阪 憲司池澤 善郎
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2003 年 113 巻 1 号 p. 25-30

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抄録
皮膚科と精神科が連携して診療を行ったアトピー性皮膚炎の2症例について精神医学的な治療経過を示し,皮膚科診療におけるアトピー性皮膚炎患者の心理的介入の実際について考察を行った.精神医学的診断上,「適応障害」および「一般身体疾患に影響を与えている心理的要因」を呈する患者の心理的介入においては,①皮膚科医が「皮膚を病むことに由来する社会的汚名(stigma)」に配慮し,皮膚疾患自体をストレス因子としてとらえたうえで,患者の心理的特徴を理解すること,また,②患者が本来有する対処能力を引き出すよう,患者にかかわることが重要と考えられた.
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© 2003 日本皮膚科学会
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