日本皮膚科学会雑誌
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新・皮膚科セミナリウム エキスパートから学ぶ血管腫・血管奇形・下肢静脈瘤の治療
3.進化を続ける下肢静脈瘤治療
出月 健夫
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2023 年 133 巻 2 号 p. 211-216

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抄録

下肢静脈瘤は,古代エジプトのパピルスに記載があり,また古代ギリシャのレリーフにもその像が確認できることより,古くからよく知られている疾患であるといえる.100年以上前から,現代のストリッピング術と似た抜去切除も行われていた.本稿では下肢静脈瘤の症状及び必要な検査について解説した後,治療について述べる.下肢静脈瘤の治療は,圧迫療法が基本で重要である.弁不全による一次性静脈瘤の場合は外科的治療が考慮される.手術治療は長く抜去切除術(ストリッピング)が行われてきたが,2014年にレーザーや高周波を用いた血管内焼灼術が保険適用になり,以後これにほぼ置き換わった.2019年には血管内塞栓術(グルー治療)も保険適用になり,本邦でも始められている.硬化療法は主にフォーム硬化療法で行われるが,伏在静脈本幹には保険適用がない.

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