2023 年 133 巻 2 号 p. 217-225
痤瘡の抗菌薬処方と治療継続の実態をレセプトデータベースを用いて調査した.痤瘡初診患者97万人のうち55.1%は初診以降180日以内に痤瘡治療がなく,維持期まで治療継続した患者は8.9%であった.初診日は外用抗菌薬のみの処方割合が最も多く,2012年の41.5%から2019年には35.6%へ有意に減少した.内服抗菌薬の急性期から維持期までの継続処方割合は2012年の22.0%に対し,2019年は12.6%であった.抗菌薬の適正使用と抗菌薬以外の薬剤を用いた維持療法を今後も推進することが必要である.