日本皮膚科学会雑誌
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正常皮膚のメラノサイト及びメラニンの所見 特にそれ等の分布について
池田 重雄
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1962 年 72 巻 11 号 p. 836-

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抄録

最近メラノゲネーシスの基礎医学的方面からの研究の進歩と共に,各種皮膚色素異常症に関する研究も日を追つて進歩し,その臨床形態学及び発生病理学,惹いては治療の方面に到る迄,実に多岐に亘る報告が相次いでなされている.又本邦に於ても,皮膚形成外科方面で各種植皮術及びskin abrasion technique等が広く施行されるに及んで,白人ではそれ程問題とならなかつた術後色素沈着をb\々経験する様になり,之にたずさわる医師の間では,かなり重要な問題として取り上げねばならなくなつて来ている.一般の皮膚色素異常症及至は皮膚形成術後の色素沈着の問題を検討する為には,先ず日本人の正常皮膚に於けるメラノサイト及びメラニン沈着の状況に就き検討を加える事を基本的な課題として採り上げる必要があろう.よつて著者は先ず日本人の正常皮膚に於けるこれ等の問題に就いて検索を加えて見た.

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© 1962 日本皮膚科学会
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