日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
有棘細胞癌におけるinvolucrinの免疫組織化学的局在の検索―組織学的悪性度分類および組織学的鑑別診断における有用性について―
三上 英樹三上 幸子野村 和夫花田 勝美橋本 功帷子 康雄
著者情報
ジャーナル 認証あり

1987 年 97 巻 2 号 p. 157-

詳細
抄録
18例の有棘細胞癌に対し免疫peroxydase法を用いてinvolucrinの局在を検索した.involucrinは,角化傾向を示す細胞では種々の程度に強陽性を示し,全体としてパッチワーク状を呈した.異常角化細胞は孤立性に強陽性.異型性を示す細胞および紡錘形細胞は弱陽性もしくは陰性を呈した.involucrin染色の陽性率は,各悪性度において有意に異なっていた.このことから,involucrinの染色性は腫瘍細胞の異型性の程度を知る参考材料のひとつとして有用であると考えられた.
著者関連情報
© 1987 日本皮膚科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top