2018 年 39 巻 p. 69-75
車椅子バスケットボール日本代表選手(男子:14-20名,女子:18-21名)を対象に,障害のクラス分けと皮下軟部組織損傷:deep tissue injury (DTI)・肩関節痛といった2次障害,睡眠・栄養といったコンディショニングとの関連を調査した.DTIは超音波検査で評価し,肩関節痛はwheelchair user's shoulder pain index (WUSPI)を用いた.睡眠調査は,ピッツバーグ睡眠質問紙票日本語版(PSQI-J)を用い,栄養評価は,食物摂取頻度調査(FFQg ver3.5)を用いた.各クラスにおいて,2次障害発生,コンディショニング,ともに有意差はみられなかった.しかし,DTIは障害が重いクラスの選手で多く,睡眠は障害が軽いクラスの選手で不良のケースが多い傾向がみられた.今後も,定期的・継続的な2次障害とコンディショニングの調査が必要であると考える.