抄録
本論文は、ゲームセンターに対する社会統制の変遷と実情を調査分析する。これにより、ゲームセンターを中心と
した、ゲーム文化に対する社会統制が与える影響や、変遷によって起きる問題点を明らかにする。本論では統計資料や参考文献、先行研究を用いてゲームセンターに対する社会統制の変遷を概観し、法規制が、規制対象や周辺文化に与えた影響を分析した。結果、ゲームセンターに対する法規制を取り巻く状況は、自浄努力や社会の変遷により、規制当時に期待された役割が解消される程度には変容したことを明らかとした。同時に、規制の長期間の継続は、対象と周辺の社会状況、文化の変化に対応できない形で、想定以上にマイナスの影響を与える可能性が高いことを明らかとした。