抄録
本研究では、没入型ディスプレイを用いたアーケードゲームにおいて、どの程度の視聴覚情報が ゲームプレイに利用され、またゲームの楽しさや臨場感に反映されているのかを検討するために、プレイヤーの利用可能な周辺視野情報(実験1と2)や音響情報(実験3)を制限し、そのパフォーマンス(例えば、ゲームスコア)を測定した。結果は、プレイヤーがディスプレイ全ての周辺視野情報を処理して いるのではなく、特定の“有効視空間(Effective visual space)”内にある情報のみを処理していること 示した。また、視覚情報だけでなく、音響情報の提示がゲームプレイの楽しさや臨場感に重要な役割を果たしていることがわかった。