日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第12回 年次大会
セッションID: I-6
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インタラクティブセッション
新開発ボードゲーム『Changing』デジタル版/アナログ版それぞれが生み出す体験の比較
*標葉 靖子*佐藤 沙織*下山 肇*松田 純子*駒谷 真美
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抄録
共創型ボードゲーム『Changing』は、プレイヤーが異なる色のコマで挟んで「混色」しながら「6×6」のボードを完成させる新感覚の6 色リバーシである。オセロとは異なり、光の三原色であるRGB と色料の三原色であるCMY の色表現形式に基づいて色が変化する。プレイヤーはその色変化を楽しみながら任意の最終盤面を目指す。本研究では、試作品の予備評価として、大学生10 名にデジタル版(β版アプリ)を用いたオンラインプレイとアナログ版(キューブ積み木)を用いた対面プレイの双方を経験してもらい、それぞれのプレイ体験の特徴・相違を比較した。その結果、一緒にプレイした仲間内での共創感覚は積み木を利用した対面プレイの方が得られやすい一方で、デジタル版を用いたオンラインプレイでは、時間・空間的に同期していないユーザー間での「共創」が期待される可能性が示唆された。
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