国内でもゲーム研究シーンは活発化傾向にあるが、実際のところ国内の研究動向は海外の動向と比べると、特有の方向に進展していると議論されることがしばしばである。本研究は、国内のゲームを対象に計量書誌学のアプローチを用いてその全容を概観し、日本におけるゲーム研究の経時的推移を明らかにすることを目的とする。CiNii、J-Stage、NDL Search などのオンライン書誌情報サービスから、ゲームを対象とする6,583 件の書誌情報を収集し、データセットを作成した。データ視覚化とテキストマイニングを通じて、コミュニティの構成や、児童・メディアから、法学・経済学・経営学から技術や社会活用に主要なトピックが変遷していることが明らかになった。
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