日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第16回 年次大会
会議情報

口頭セッション 13 : シリアスゲーム・ゲーミフィケーション
課題解決のためのゲームデザインと「翻訳的アプローチ」の実践
―訪問診療現場におけるコミュニケーション支援ツールの開発事例を通じて―
*石神 康秀*坂井 裕紀
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 215-216

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抄録
本稿は、シリアスボードゲーム(アナログゲーム)の開発における「現場の専門家」と「ゲーム開発者」の間の断絶を 解消するための「翻訳的アプローチ」を提案するものである。専門領域におけるゲーム開発では、専門家は「ゲームで何ができるか」を具体的にイメージしにくく、開発者は「現場のリアリティ」を理解しきれないというジレンマがある。筆者らは、この双方の言語を変換する役割を「ボードゲーム編集者」と定義し、訪問診療現場での事例を通じてその有効性を検証した。実践においては、「目的・成果を深掘りするヒアリング」によって潜在的な課題をゲーム要件へと翻訳し、続く「プロトタイプを介した対話」によって、医師の専門知や現場の実感をゲームの仕様へ反映させるプロセスを採用した。その結果、医師がゲーム制作の主体としての意識を持ち、納得した状態で導入が進むという成果が得られた。本稿は、異分野協働におけるゲームデザインの方法論を提示するものである。
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