抄録
複数人によるゲームプレイでは、プレイヤー同士のコミュニケーションが発生する。これを利用し、コミュニケーションツールにゲームを用いるゲームデザインが行われている。我々は、ゲーム時プレイヤーのコミュニケーション発生と変化を調査した。調査は実装した協力プレイゲームで行ったが、初期プロトタイプにルール変更を加えることで、コミュニケーションの変化を見た。その結果、相談を提案するルールが入って、コミュニケーションが活発になった。そして、プレイ前に相談することでルールが理解され、ゲームの流れが良くなっている。また、予定通りに勝てることで達成感が得られ、勝負に執着しなくなった。