主催: 日本デジタルゲーム学会
会議名: 日本デジタルゲーム学会夏季研究発表大会
回次: 12
開催地: 成城大学
開催日: 2023/09/02 -
p. 35-38
人肌のリアルタイムな描画は、物体内部で生じる表面下散乱現象のシミュレーションに膨大な計算が必要となるため,困難であると言える.レンダリング効率を上げるために、多くのゲームでは肌の透過光効果を無視している. Pre-Integrated Skin Shading の方法に基づいて、より正確な人肌透過光表現を実現する手法を提案する.光と法線のなす角度と皮膚の厚さをパラメータとし、深度マップに基づく事前計算による透過光効果を LUT で保存してルックアップテーブルの色値を読み取り、そのまま照明計算の透過輝度として使用できるため、計算速度を向上することができる.