抄録
ホップフィールド・ネットワークは連想記憶装置として活用されている。本研究は、ホップフィールド・ネットワークを用いて、あらかじめ記憶した画像パターンを、ユーザーの入力から想起されることを通じて、新しいゲームのインターフェースを提示する。本研究では、ホップフィールド・ネットワークをデジタルゲームが持つ記憶を呼び起こすために用いる。具体的には、まず簡単なシューティングゲームを製作する。そして、そのプレイの中で、敵を倒すことで残る軌跡のパターンを入力として、、ホップフィールド・ネットワークが持つ記憶を呼び起こす。このようなデジタルゲームにおける想起機構は、これから様々なゲームデザインの可能性を拓くはずである。