道南医学会ジャーナル
Online ISSN : 2433-667X
内視鏡室における安全管理体制の検証
後藤 絵里久保 公利加藤 元嗣
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2021 年 4 巻 1 号 p. 56-59

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抄録
【背景】近年の消化器内視鏡手技の高度化、高齢者や抗血栓薬服用者の増加により、内視鏡室におけるリスクマネージメントは重要視されている。【目的】当院のインシデントレポートから内視鏡室における安全管理体制を検証すること。【対象と方法】2016年4月から2020年7月までの30件について後方視的に検討した。【結果】報告者は看護師が25件(83%)、医師が4件(13%)、看護助手1件(3%)であった。要因は検体管理7件(23%)、薬剤関連7件(23%)、偶発症4件(13%)、機器関連4件(13%)、その他8件(27%)であった。レベル別には3b:2件、3a:2件、2:7件、1:12件、0:7件であった。レベル3bの2件は内視鏡手技による偶発症であった。【結語】検体管理、薬剤関連で46%と多いことが明らかとなった。内視鏡に関わるインシデントは医師、内視鏡技師、看護師を含むスタッフ全体で取り組む必要があり、当院で行った対策を考察し報告する。
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