Dental Materials Journal
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種々の印象材との組合わせによるレジン歯型材の表面再現性
小園 凱夫柿川 宏田島 清司林 一郎
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1983 年 2 巻 2 号 p. 169-178,227

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抄録

支台歯形成面をシミュレートした多数の平行V字ミゾをもつ金型および滑沢なガラス面を原型として,セッコウ系歯型材と比較しながらレジン歯型材の表面精度を検討した。エポキシレジン‘ロックモデル’およびポリエーテルレジン‘インプレデュール’は,水成コロイド印象材と接していると,長時間経過してもほとんど硬化が完了しなかった。エラストマー印象材を用いると,組合わせによっては多少表面あれを起こす場合もあったが,一般に良好な再現性を示した。付加型シリコーンゴム印象材‘エクザフレックス’は,使用したいずれの模型材に対しても良好な適合性を示した。とくにレジン系模型材との組合わせによって,原型の滑沢な面およびあらさをもつ面を極めて精密に再現することができた。ロックモデルおよびインプレデュールは表面に固有のあれがほとんどなく,緻密で傷がつきにくく,表面に関してはセッコウ系よりすぐれた有用な歯型材であるといえる。

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