令和3(2021)年1~2月に実施された第1回大学入学共通テストでは,各試験のスタナインが公表された。スタナインは,受験者を9集団に割合分割した順位数である。スタナインの利用には,スタナイン分位点が精度よく求まっている必要がある。本研究では,テスト得点が離散値であることで,スタナイン分位点が離散化されることの影響と,スタナイン分位点の点推定値と区間推定の推定精度を数値実験によって検討することである。数値実験の結果,分位点の点推定値はブートストラップ法,分位点の標準誤差の推定はカーネル密度推定が最も精度が高かった。