修士課程への受験者の多くは,同一大学同一系統の学部出身者であると考えられる。よって,学部等のデイプロマ・ポリシー(学部DP)と研究科等の修士課程のアドミッション・ポリシー(修士AP)には共通点が多いと考えられるが,明らかではない。本研究では,この点に対し,大学ポートレートから収集した学部DP及び修士APについて,文数などの文体傾向を比較分析した。また同一大学同一系統の学部DP及び修士APに出現する異語やその共有割合を分析した。結果,文体については学科系統単位で類似傾向が見られたが,学部DPと修士APとの共通する語彙は0.31と予想より低いものであった。主な理由として,各ポリシーの語用,説明の細かさの差が考えられる。