抄録
人工光型グロースキャビネットで, ヒマワリ (Helianthus annuusL.cv.Russian Mammoth) を播種後1週間目から5週間0.05および0.1ppmのSO2に暴露し, 同様に育成した対照植物と比較した.植物を1週間ごとに採取し, 葉面積, 器官別乾重を測定し, それをもとに相対生長率 (RGR) , 純同化率 (NAR) , 葉面積比 (LAR) , 葉重比 (LWR) およびSpecific LeafArea (SLA) を算出した.SO2暴露は茎, 根および個体の乾重には顕著な変化をおこさなかったが, 暴露2週間目以降葉面積および葉乾重の増大をひきおこした.0.1ppmSO2暴露により, 処理後期にNARが20~25%減少したが, RGRはわずかしか減少しなかった.SO2処理はLARおよびLWRを増加させたが, SLAには影響を与えなかった.また同処理は葉の老化を促進させ, 花芽の発育を遅らせ, 茎の伸長を抑制した.