生物環境調節
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養液栽培法を応用して低温地圃場で栽培したサツマイモの生育特性および収量
イスラム A.F.M.S.北宅 善昭平井 宏昭梁瀬 雅則森源 治郎清田 信
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1997 年 35 巻 2 号 p. 123-129

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抄録
低湿地での野菜栽培方法を開発するための基礎的検討を行った.低湿地圃場において, 養液栽培法を応用してサツマイモを栽培した.土壌の通気性を高めるため, 土壌畝内に有孔プラスチックパイプを埋設した (通気区) .通気区と同様, 通常の形状の畝 (対照区) を低湿地圃場に設け, 両区でのサツマイモの生育特性および収量を比較検討した.通気区および対照区とも栽培期間を通して, 畝間を湛水状態 (水深20mm) にした.通気区の塊根の生体重, 乾物重および最大直径は, それぞれ対照区の3.6倍, 4.4倍および1.7倍になった.他方, 通気区の塊根以外の根の生体重および乾物重は, 対照区の約半分であった.通気区の地上部生体重, 乾物重, 茎長および葉面積は, 対照区の1/2~2/3であった.通気区の地上部/地下部の乾物重比は, 対照区の1/10であった.通気区の収穫指数 (塊根乾物重/全乾物重) は57%であり, 対照区の4倍であった.低湿地圃場で畝間が湛水状態でも, 土壌の通気性を高めることにより, サツマイモ塊根の生育を促進できることが明らかとなった.
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© 日本生物環境工学会
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