2019 年 1 巻 3 号 p. 128-133
【目的】上腕筋囲長(Arm muscle circumference;以下,AMCと略)とcontrolling nutritional status(以下,CONUTと略)の関係を年齢,性別,炎症を考慮して検討する.
【対象および方法】386名(男性223名,女性163名,平均78歳)をCONUT値により4群(0~1;正常,2~4;軽度栄養障害,5~8;中等度栄養障害,9~12;高度栄養障害)に分類した.
【結果】偏相関分析で年齢,性別,C反応性タンパク(C-reactive protein;以下,CRPと略)の影響を取り除いてもAMCとCONUT値は負の相関を認めた(r= -0.181,p<0.001).共分散分析で年齢,性別,CRPを調節して4群間のAMCを比較したところCONUT値の高い群ほどAMCが低かった(p for trend = 0.022).
【結論】AMCは年齢,性別,炎症とは独立してCONUT値と相関し,CONUT値が高い群ではAMCは低い.AMCは有用な栄養評価法である.