学会誌JSPEN
Online ISSN : 2434-4966
原著
呼吸器疾患患者に対するオリジナル高栄養主食の忍容性と有用性:クロスオーバー比較試験
山本 貴博, 松井 智美, 麻生 博史, 安武 健一郎
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2019 年 1 巻 3 号 p. 157-166

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抄録

【目的】当院オリジナルの高栄養主食の忍容性と有用性を検討することを目的とした.【方法】当院呼吸器内科に入院し,参加基準を満たした30名を層別ランダム化し,A・Bパターンの2群に割付け,10日間の介入試験を行った.Aパターンは1-5日目の昼食に高栄養主食,夕食に普通主食を提供し,6-10日目の昼食に普通主食,夕食に高栄養主食を提供した.BパターンはAパターンと逆に,1-5日目の夕食と6-10日目の昼食に高栄養主食を提供し,朝食は両群ともに普通主食とした.高栄養主食は中鎖脂肪酸トリグリセリド(medium-chain triglycerides;以下,MCTと略)オイル,MCTパウダー,粉飴,プロテインパウダーを一律に添加して作られた.【結果】最終解析対象患者29例について検討した結果,主食の喫食量は両群ともに9割を超える良好な結果であった.また,高栄養主食のエネルギー,たんぱく質および脂質摂取量は普通主食に比較し有意に高値であった(p<0.001).味の評価は両群間に差を認めなかった.【結論】当院オリジナルの高栄養主食は,呼吸器疾患患者に対して普通主食と同等の忍容性があり,栄養素等摂取量の確保にも有用である.

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© 2019 一般社団法人日本臨床栄養代謝学会
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