抄録
本研究では,教職志望大学生を対象に,小学校におけるビデオゲーム・リテラシー教育の教材に関する意識を明らかにする。また,ビデオゲームがどのように社会に受容されてきたかという「ビデオゲームのメディア文化」の授業実践を通して,ビデオゲーム・リテラシーの学習効果を検討することを目的とする。その結果,「ゲーム依存」,「子どもに与える良い影響,悪い影響」,「プレイ時間」, 「ゲーム・リテラシー教育の指導」等の教材が必要であると考えている。また,「ビデオゲームのメディア文化」に関する教材はビデオゲーム・リテラシーの学習効果を高めることができることが示唆された。