抄録
スマートフォンを使用しながら講義を受けることが学習者の考えにどのような影響を与えるのか,首都圏の大学生を対象に「緊急対策外来種であるアカミミガメをどのように駆除したら良いか」というテーマで講義を行った.また,スマートフォンでWeb情報検索をしながら学習した「ながらグループ」とスマートフォンを使用せずに学習した「非ながらグループ」の2つのグループに分けて分析を行った.本研究から得られた主な結果として,「ながらグループ」は, アカミミガメの命と直接関連する殺処分や保護等の語が特徴としてみられたことに対して,「非ながらグループ」は,長期的・間接的な取り組み等の語が特徴としてみられた. 「ながらグループ」と「非ながらグループ」双方の考えの特徴を生かした対話的な学びを行うことで,学習効果が高まることが期待できる.