抄録
本研究では,物体検知アルゴリズムを用いて画像認識技術を学習する授業実践を行った.具体的には,社会的課題である「新型コロナウィルス」が付着していると予想される場所を特定するという学習テーマを設定し,物体検知アルゴリズムの実装,データセット作成,その後,アノテーション,モデルの学習,距離推定などの画像認識技術を学習するものである.そこで,物体検知モデルの構成や具体的内容について検討し授業実践を行った結果,機械学習によるAIの画像認識に繋がる技術や知識の定着並びに,社会的課題の解決に取組む姿勢を養うことに有効であることが示された.