ファルマシア
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臨床現場におけるmiRNAの簡易遺伝子検査(POCT)への期待
唐沢 浩二
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2017 年 53 巻 6 号 p. 589

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抄録

内在性低分子RNAであるmicroRNA(miRNA)は,18〜25塩基長のnon-coding RNAであり,様々な生物種でその存在が確認されている.miRNAは,乳がんや膵臓がんなどのがん疾患,急性心筋梗塞などの冠動脈疾患,アルツハイマー病,うつ病,感染症(結核やHelicobacter pylori感染)など,様々な疾患の進展や悪性度と密接に関連していることから,診断や治療のためのバイオマーカーとして注目されている.miRNAの分析法としては,リアルタイムPCRやマイクロアレイが主に用いられているが,臨床現場における遺伝子分析法は,診療所やベッドサイドでの利用(point of care test:POCT)を考慮し,コンパクト,簡易性,迅速性,感度に優れていることが必要である.本稿では,将来の臨床現場で応用可能なmiRNAのPOCTシステムを開発したWenらの報告を紹介する.
なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
1) Wen Ma et al., Biosens Bioelectron, 80, 344-351(2016).
2) Dong H. et al., Anal. Chem., 84, 4587-4593(2012).
3) Alsmadi O. et al., BMC Res. Notes, 2, 48(2009).

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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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