(株)ういろう
2017 年 53 巻 9 号 p. 906-907
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室町時代に大陸から渡来した元朝の役人陳延祐(ちんえんゆう)は医薬の術に長けていた。日本では元朝の役職の一部を使って外郎(ういろう)と名乗った。その姓名は650年の時を経て、お菓子として、また薬の愛称として今に続いている。延祐を初祖として二十五代、外郎家の長い歴史の中で様々な逸話が生まれた。日本史を交えながら薬のういろう「透頂香(とうちんこう)」の特徴やお菓子のういろうが薬種業から生まれた理由を紹介する。
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