抄録
原料米としてうるち米(アミロース 20%前後とアミロペクチン 80%前
後)ともち米(アミロペクチン 100%)を用いてエチル-α-D-グルコシド(以
下 α-EG)の生成効率を比較すると、清酒発酵(15℃、20 日間)では 1.3
倍、みりん発酵(30℃、20 日間)では 1.8 倍もち米の方が生成効率が高く
なった。α-1,4 結合のマルトースもしくは α-1,6 結合のイソマルトースから
の α-EG 生成効率(50℃、2 日間)はマルトースの方が 1.2 倍高くなった。
発酵法による α-EG の生成には原料米のデンプン質の糊化やアミラーゼ系
酵素の作用機構の影響があると考えられた。