抄録
本研究は、大規模森林開発地判読の有効な判読キーとなる道路網を衛星データから抽出する手法の検討を目的とする。研究対象地はカンボジア王国コンポントム州およびプレビヒア州にまたがる森林地帯である。解析にはランドサット8 号OLI データを用いた。エッジ保存平滑化フィルタを施したNDVI 画像に対して、エッジ検出処理やフィルタ処理を施し、大規模森林開発地に特徴的な東西南北に走る道路網を抽出した。若いゴム林内の道路網は抽出できたが、開発直後の裸地状態およびゴム林が成熟して道路が被覆された状態では、抽出されない部分があった。今後は、今回の試みで抽出された道路網データとNDVI 差分画像などを組合せ森林変化地の自動抽出技術を開発する。