森林総合研究所研究報告
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シカ防護柵に使われる各部材の強度試験 —支柱の折り曲げ・アンカー杭の引き抜き・裾ロープの引き上げ—
大谷 達也 米田 令仁
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2022 年 21 巻 3 号 p. 229-238

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抄録

シカ除け防護柵の部材である支柱・アンカー杭・裾ロープについて、それぞれ折り曲げ・引き抜き・引き上げの強度試験を実施した。動物除け防護柵の支柱として市販されているものの、支柱折り曲げ強度には製品ごとに平均66 N から396 N と幅があった。全長の長いアンカー杭が垂直・斜め・水平のいずれの方向でも引き抜き強度が大きく、粘土質造成土では礫混じり砂質土よりも大きな値を示した。アンカー杭を斜めに引き抜く場合のほうが垂直の場合よりも大きな引き抜き強度を示したため、裾ロープおさえのアンカー杭に斜め方向の力がかかるように裾ロープとアンカー杭頂部を連結することを防護柵の改善案として挙げた。

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