2022 年 21 巻 3 号 p. 223-227
スギの雄性不稔の原因遺伝子MALE STERILITY 1 (MS1) の簡易判定法を確立するため、PCR産物を目視で確認できるsingle-tag hybridization chromatographic printed array strip (STH-PAS) を用いてPCR後の操作の省力化を試みた。タグまたはビオチンを付加したプライマーを用いてPCR を行い、増幅産物を相補タグが固相化された棒状のメンブレンに展開した。およそ15分で検出ラインが呈色し、MS1遺伝子型が判定できた。判定は電気泳動結果と一致し、STH-PASが判定に必要な時間と労力を大幅に削減可能なことが示された。