2025 年 24 巻 1 号 p. 29-36
細菌によるカテキン分解機構は解明されていない。本研究では、mini-Tn5km1を使ってParaburkholderia oxyphila OX-01のカテキン代謝欠損変異体を数多く作出した。全ての変異体は、単一のmini-Tn5km1挿入を有し、挿入箇所が変異体間で異なっていた。芳香族化合物利用能及びカテキン分解能も変異体間で違いがあった。mini-Tn5km1挿入部位を解析したところ、カテキンとタキシフォリンを利用できずカテキンを全く分解できない変異体は物質輸送に関わる遺伝子に変異が入り、一方、全ての芳香族化合物を代謝できないにもかかわらずカテキンを若干分解できる変異体はTCAサイクルに関わる遺伝子に変異が入っていた。pLAFER5で作製したP. oxyphila OX-01遺伝子ライブラリより変異体を野生株の形質に復帰させるクローンを検出した。