日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2002年大会学術講演会研究発表論文集
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公共トイレのデザイン性に関する調査
吉田 空藤本 彩向坂 穣富田 誠橋口 博幸森元 久留美吉田 藍伊藤 光
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p. 25

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抄録
最近、多くの駅でチップ制のトイレや有料トイレが見受けられる。また、都心のデパートの多くがトイレを改修し、高級感の高いトイレが増えてきた。こういった変化は、利用者の公共のトイレに対する意識の変化をあらわしていると言えるだろう。つまり、「臭い、汚い」トイレという意識から、「くつろげる空間」としてのトイレという意識への変化だ。新たにデザインされ、生まれ変わったトイレを調査したところ、それらのトイレに共通点が見られた。それは、機能性の向上と意匠性の向上である。この二つの要素が両方満たされた時、くつろげる空間としてのトイレが成立する。これから設置、もしくはリニューアルされるトイレは、この二つをいかにして両立させていくかが課題となる。
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© 2002 日本建築仕上学会
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