日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2003年大会学術講演会
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建築用仕上塗材の経年後における赤褐色変化
近藤 照夫*中川 徹松浦 剛士浅野 武司久保 眞治石母田 佳和
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p. 25

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抄録
吹き付けタイルで、発生頻度は低いものの塗装後数年で外壁面が赤褐色に変色する現象が報告されている。本現象は、現場の状況から考えて、単に周辺金属由来の鉄錆が雨などで流れ、外壁面に付着した訳ではないことは明白であり、原因不明の現象として業界で長くその解明が試みられてきた。このたび我々は、赤褐色変色物件の調査、分析および検証実験により、この本現象発生プロセス解明の一考察として、以下のような知見を得たので紹介したい。酸性雨および大気中に塵芥として浮遊している鉄分から得られる硫酸第1鉄を含む雨水が、吹き付けタイルの主材(中塗り)に含まれる炭酸カルシウムと反応し、水酸化第1鉄が生成する。この水酸化第1鉄は、酸化、脱水を繰り返し最終生成物として三酸化第2鉄(赤褐色)などとなることで赤褐色を呈すると考察した。
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© 2003 日本建築仕上学会
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