抄録
薄塗りモルタルで補修された下地にタイル張りを行い、標準養生の他にサーマルムーブメントを再現した熱冷繰り返し養生やひずみ追従性試験後のタイル引張り接着試験を評価した。その結果、熱冷繰り返し養生後の引張り接着強さは、標準養生と比べ現場調合モルタルでは33から138%、弾性接着剤では101~121%になった。現場調合モルタルでは、若干強度が低下し、弾性接着剤では、増加する傾向が見られた。また、ひずみ追従性試験後の浮き音が確認されなかった箇所を対象に引張り接着試験を実施した。弾性接着剤の場合、ランプ照射面で70%以上、非照射面で85%以上の接着強度が保持されており、優れた剥落防止性を有していることが確認できた。