日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2014年大会学術講演会研究発表論文集
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2014年大会学術講演会研究発表論文集
環境保全に配慮した焼付け塗装仕様の検討
その19 素地調整が異なる暴露試験片の分析
*鈴木 晃近藤 照夫後藤 善光近藤 豊三
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p. 50-

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抄録
アルミニウム合金材料に対する工場における加熱硬化形塗装から、有害物質を回避する研究を継続しており、本報では沖縄本島2ヶ所で84ヶ月間の屋外暴露をした試験片から採取した塗膜表面や剥離裏面及び断面を分析した結果を述べている。それらの結果に基づいて、塗膜表層に付着した成分と塗膜劣化との関係について検討した内容をまとめると、以下のとおりである。(1)暴露試験片の表層に付着しているナトリウムや塩素は、屋外暴露の早い段階で塗膜劣化が確認される伊計島で暴露した試験片の方が、多く検出される。(2)塗膜膨れが発生した素地表面部や剥離塗膜の裏面から検出された元素から、塗膜膨れ部には塩化物とアルミニウムの酸化物が存在していると推定できる。(3)断面分析の結果から、塗膜膨れ部の素地には塩化物が存在しており、アルミニウムの酸化物が生成していると推定できる。(4)付着成分である塩素は塗膜の光沢低下や白亜化、さらには膨れなどの劣化を促進させる原因の一つであると考えられる。(5)以上のような結果から、屋外暴露試験片に対する元素分析は、耐久性評価に有効な手段である。今後も実験的評価を継続して、環境に配慮した耐久性に優れる塗装仕様と評価方法を提案していく予定である
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© 2014 日本建築仕上学会
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