抄録
前報(その1,2)に引き続き、外壁の雨筋汚染防止技術を高日射反射率塗料に応用した場合の有用性について、研究している。今回は、この技術を用いた塗料と市販の高日射反射率塗料との比較検討を行った。また、その屋外暴露試験の結果と米国で提唱されている促進汚染試験方法での結果を比較することで、その有用性の確認を行った。その結果、開発塗料は、市販品と比較して、同等以上の日射反射率保持性を有していることが判った。また、米国で提唱されている促進汚染試験方法は、日本の塗料を評価するには、問題があることが判った。