スプリンクラーが作動した場合における木内装空間の火災拡大性状に関する定量的知見の収集を目的とし、内装を木材仕上げとした幅2.2m・奥行3.6m・高さ2.15mの実大規模区画を用いた実験を実施した。その結果、100kW以下の火源の場合、スプリンクラー作動中、内装は燃焼しなかった。しかし、火源が150kWまたは200kW以上の場合、内装のうち直接散水される部分以外の部分が燃焼した。また、既報で構築した火災拡大性状予測モデルを用いてスプリンクラー作動時の火災拡大性状を推定したところ、火源が100kW以下の発熱速度はほとんど上昇せず実験値と同様であったが、火源が150kW以上では天井等の入射熱の過大評価の影響により発熱速度の増加が実験値に比べて著しく大きくなることが確認された。