2026 年 2026 巻 2 号 p. 374-381
近年のLearning Analyticsでは,「理論的に妥当で行動につながる洞察を提供すること」が重視されている.デジタル教材ビューアーに関しても,多くの実践報告や事例集が蓄積されているが,それらを理論的観点から比較・整理した研究は少ない.そこで本研究では,小・中学校7校から収集した26事例を対象に,活用した機能と実践の特徴を,SOLLER et al.(2005)のMirroring(可視化),Metacognitive(メタ認知支援),Guiding(助言・推薦)の観点から分析した.その結果,教員はMirroring型機能でも意思決定に活用できる一方,学習者向けのデータ活用では,教員やシステムがデータを解釈し,行動につながる形で提供することの重要性が示唆された.