日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ISSN-L : 0387-1207
症例
直腸への排膿により診断し得た卵巣膿瘍の1例
小谷 晃平佐野 弘治田中 敏宏松井 佐織上田 渉木岡 清英西口 幸雄久保 勇記井上 健大川 清孝
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キーワード: 卵巣膿瘍, 排膿, 虫垂炎
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2010 年 52 巻 5 号 p. 1432-1437

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抄録
症例は63歳女性.主訴は発熱と血便.下部消化管内視鏡検査にてRS部に低い隆起性病変があり,中心部から排膿が認められた.腹部CTにて骨盤内右側に膿瘍を認め,膿瘍の直腸穿破と考え手術を施行した.右卵巣は腫大し,虫垂・子宮・直腸の癒着を認めた.組織では右卵巣膿瘍・蜂窩織炎性虫垂炎の所見であり,虫垂炎が右卵巣に波及し膿瘍を形成したと考えられた.内視鏡的に直腸への排膿を観察し得た症例は稀と思われ報告した.
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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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