日本消化器内視鏡学会雑誌
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経験
大腸ポリープ摘除におけるcold snare polypectomyと内視鏡的粘膜切除術の比較検討
齋藤 大祐林田 真理三浦 みき櫻庭 彰人徳永 健吾小山 元一森 秀明久松 理一大倉 康男高橋 信一
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2016 年 58 巻 1 号 p. 32-37

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抄録
【背景・目的】高周波電流を使用しない大腸ポリープ摘除法であるcold snare polypectomy(CSP)が欧米では広く行われ,近年は本邦でも広がりをみせている.今回CSPと内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection;EMR)について比較検討を行い,CSPの安全性および有用性について検討した.【方法】2014年8月より2015年3月までの7カ月間でCSPが施行された204病変をCSP群,2014年1月より2014年7月までの7カ月間でEMRが施行された282病変をEMR群とし,両群を比較検討した.【結果】一括切除率,偶発症併発率,病理組織学的診断に関して両群に有意差はなかった.断端評価可能病変はCSP群86/204(42.2%),EMR群232/282(82.3%)でありEMR群で有意に高率であったが,平均治療時間はCSP群36秒,EMR群87秒であり,CSP群で有意に短縮が得られていた.【結論】CSPはclean colon達成に寄与する重要な治療法である可能性が示唆されたが,遺残の評価など検討すべき課題も多く,今後さらなる症例の蓄積が必要である.
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© 2016 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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