2016 年 58 巻 10 号 p. 2211-2221
術後再建腸管(Billroth Ⅰ法を除く)を有する胆膵疾患における内視鏡的アプローチは,従来の内視鏡では困難とされており,経皮的治療や外科的治療など侵襲的な治療を選択せざるを得なかった.しかしながら,バルーン内視鏡の登場により術後再建腸管を有する胆膵疾患に対する内視鏡的アプローチが一気に現実的なものとなり,より安全で確実に処置を完遂できるようになってきた.本稿では,特にshort typeのダブルバルーン内視鏡を用いたERCPを中心に,盲端部への深部挿入およびERCP関連手技の実際とコツについて言及したい.