2017 年 59 巻 4 号 p. 444-449
症例は77歳,男性.便潜血陽性で行った下部消化管内視鏡検査にて上行結腸に6mm大のⅠs型腺腫性ポリープを認め,cold polypectomyを施行した.その6時間後に急に右側腹部痛が出現し,当院救急搬送となった.身体所見上は同部に筋性防御・反跳痛を認め,腸管穿孔による腹膜炎の可能性が疑われたが,画像上はpolypectomy後の部位に一致して限局的な炎症所見のみで明らかな穿孔所見は認めず,post-polypectomy syndromeが疑われた.保存的加療にて軽快し,第8病日に退院した.