日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
Cold polypectomy後にpost-polypectomy syndromeを発症した1例
伊藤 錬磨 藤澤 信隆佐藤 広隆髙井 佑輔百々 秀彰松井 宣昭遠藤 智広真田 治人
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2017 年 59 巻 4 号 p. 444-449

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抄録

症例は77歳,男性.便潜血陽性で行った下部消化管内視鏡検査にて上行結腸に6mm大のⅠs型腺腫性ポリープを認め,cold polypectomyを施行した.その6時間後に急に右側腹部痛が出現し,当院救急搬送となった.身体所見上は同部に筋性防御・反跳痛を認め,腸管穿孔による腹膜炎の可能性が疑われたが,画像上はpolypectomy後の部位に一致して限局的な炎症所見のみで明らかな穿孔所見は認めず,post-polypectomy syndromeが疑われた.保存的加療にて軽快し,第8病日に退院した.

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© 2017 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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