2017 年 59 巻 7 号 p. 1507-1513
【目的】透析患者において,経口腸管洗浄剤,アスコルビン酸含有ポリエチレングリコール電解質製剤(PEG-ASC)服用後の血清電解質濃の変動について検討した.
【方法】本剤服用前と服用後(大腸内視鏡終了時)で採血を行った.
【成績】高カリウム血症治療薬非使用グループ(12例)では,カリウム濃度は服用(4.5±0.4mEq/L)と服用後(4.9±0.7mEq/L)とでは有意差(P=0.012)を認め上昇していた.
【結論】透析患者にPEG-ASCに限らず,腸管洗浄剤を安全に使用するには,服用前にカリウム濃度が適切に維持されていることが重要であり,症例により高カリウム血症治療薬の使用も必要である.