日本消化器内視鏡学会雑誌
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経験
“消化管吻合部の縫合線”を利用した,術後再建腸管症例に対するERCPのスコープ挿入手技
堤 康一郎 加藤 博也堀口 繁松本 和幸友田 健内田 大輔秋元 悠室 信一郎水川 翔岡田 裕之
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2017 年 59 巻 8 号 p. 1644-1652

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抄録

術後再建腸管を有する胆膵疾患に対するERCPは,バルーン内視鏡の開発により可能となった.しかし手技の標準化はなされておらず,複雑な分岐を伴う再建術式(膵頭十二指腸切除後Child変法,胃切除後Billroth-Ⅱ法,胃切除後および胃温存Roux-en-Y法)に対し,試行錯誤しながら,目的部位への到達を目指して挿入を試みているのが現状である.われわれは,空腸空腸吻合部での挿入方向の判別方法として“吻合部の縫合線”を利用し,高い目的部位到達率を得ている(95.6%[347/363]).正確な挿入方向の判別によって,術者のストレス軽減に加え,挿入時間の短縮や安全で確実な手技遂行の達成が期待される.

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© 2017 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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