京都岡本記念病院 消化器内科
2018 年 60 巻 2 号 p. 152-157
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症例は80歳男性.切除不能の下部胆管癌に対し胆管プラスチックステントを留置し経過観察していた.担癌状態による慢性消耗性貧血のため輸血を繰り返されていたが,乳頭部に露出した胆管癌による急速な貧血を認めるようになったため,この腫瘍部に対して放射線照射を行うことで癌性貧血を緩和でき頻回な輸血を回避することが可能となった.出血性下部胆管癌に対する放射線治療は患者のQOLの改善と生存期間の延長を得られる可能性があると考える.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
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